私たちの心の動きは「脳内物質(脳内神経伝達物質」のはたらきと関係しています。

脳の中には何種類もの脳内物質があります。外からの刺激を受けると、特定の脳内物質が脳の神経細胞間で放出され、脳内神経ネットワークにその情報が伝えられます。その結果、ポジティブな感情やネガティブな感情が起こるのです。

 

では、私たちの感情に関わる脳内物質には、どんなものがあるのでしょう? 代表的なものを覚えておきましょう。

 

A ドーパミン
「快」に関わる脳内物質。この分泌が多いと、食欲や性欲がわき、やる気がみなぎる。

B ノルアドレナリン
ネガティブな気持ちを引き起こす脳内物質。この分泌が多いと、不安やストレスが増す。

C セロトニン
平常心をもたらす脳内物質。この分泌が多いと、ストレスに対して動じない心をもたらし、頭のさえた、冷静な状態を保つ。

 

最近、うつに悩む大人が増えたり、キレる子どもが多いですよね。このような人は、セロトニン神経のネットワークがうまくはたらいていない人に多いのです。

セロトニンの分泌が少ないと、ストレス刺激が加わったとき、すぐに平常心をなくしてしまいます。その結果、ちょっといやなことがあっても我慢できず、すぐにパニックになってしまったり、落ち込んでしまったりします。

 

セロトニンは、不規則な生活を送っていたり、日光に当たる機会が少ないと、分泌が少なくなります。また、息をつめる生活も分泌を弱くします。

夜型の生活で、起床も食事の時間もバラバラ。毎日遅くまでゲームやパソコンに集中し、息をつめる生活を送っていませんか? こうした生活習慣は、セロトニンの分泌を弱らせることにつながります。